人生わりかし後悔しています。

中学校のこと、高校のこと、中高一貫校のこと、大学のこと、大学受験のことなどの覚書をこのブログにまとめました。オススメの勉強法や私自身の失敗談なども掲載する予定です。

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直接講義形式の予備校の良いところ・悪いところ(高卒生編)

高卒生が予備校に入るということ

前回に引き続き、予備校について扱います。時期ではありませんが、ご容赦ください。現役生の方、どうかまだ目を通されないように。

 

 

今回は、浪人するとどうなるのかという話です。予備校に通う浪人生*1は4月初頭までに予備校を決め、予備校に入学します。政府の認可を受けているものであれば、きちんと学校として扱われるというのが現役時代との違いです。つまり、予備校に通うために、学割の定期券を発行することもできます。これ以外にも現役時代との違いは色々あるので、この記事で紹介していきます。今回も、予備校に通うメリット・デメリットという形式で書きます。

 

メリット

大学受験のためだけに勉強ができる

予備校1本になるので、大学受験に集中できます。高校まではどうしても、受験で使わなくなった科目やそもそも受験に使用しない体育などの科目があって邪魔だったと思います。予備校ではそれがないので、受験勉強のみに集中できます。もちろん、理転・文転で、現役時代に習わなかった(習わなくなった)科目を学ぶことも可能です。茨の道になりますが、それも可能な場合はあると思います*2。現役時代に高校の授業を受けていた時間が全て受験に特化した合格のための授業になると思ってください。もちろん、毎授業問題を解いてくることが求められますが、要らない授業はひとつもありません。

 

細かい内容を学べる

既卒コースの場合は、現役コースよりも授業内容が細分化されます。つまり、「現代文基礎」と「◯◯大現代文」のように1つの科目に違う授業が2つあったり、「世界史講義」と「世界史テスト」に分かれたり、英訳問題専門の講座が開かれたりします。細かい部分を教えてくれるので、確実に得点アップ・偏差値アップにつなげることができます。高校時代は授業時間が短いので、あまり解説に時間が取れないということもあったでしょう。でも、予備校は解説により多くの時間を確保してくれます。細かく学べるメリットを活かしましょう。

 

予備校が一日中使える

浪人生は予備校の設備が一日中使えます。つまり、自習室や本の貸し出しが一日中使えるわけです。しかも、日本の制度では、浪人生は確実に19歳以上なので、青少年健全育成条例の外出規制に引っかかりません。予備校が開いている限り、ずっと勉強できます。(ただし、授業が始まる時間が朝早いことに変わりはありません。) 前回の記事でも触れた通り、現役生のいる時間帯には自習室は混雑するのですが、浪人生は現役生のいない時間帯に利用できます。既卒コースの規模にもよりますが、これは大きなメリットです。

 

デメリット

予備校式の暗記は大学の勉強に生きてこない

予備校方式は、大学の勉強に応用できない場合があります。例えば、予備校方式の受験英語で英語を覚えてしまったせいで、大学でうまく英語を喋れないという人を何人か見たことがあります。暗記した構文を必死で思い出して話そうとするのですが、うまく伝わらず、覚えている単語も難しいので相手が理解に手間取ることもあります。そのようなところが受験特化の教育が背負っている罪なのかもしれません。


他にも、大学の人文科学系*3・社会科学系の試験は小論文が中心なので、現代文のような小問は出てきませんし、あなた自身の意見が求められることもあります。筆者自身、予備校の小論文講座を受けていて、「◯◯と問題文に書いてあったら、××という風に書け」と言われたことがありますが、このようなやり方は必ずしも通用しません。予備校のように、「山と言われたら川と言え」というやり方は、大学では必ずしもうまくいかないのです。

 

ハズレ講師に当たると1年間ハズレ講師と過ごすことになる

講師の皆さんには申し訳ないという言葉に尽きますが、自分に合わない講師が担当になった場合、毎週その先生の授業を受けることになります。そんな先生の授業は受けなければいいと思うかもしれませんが、おうちの方のことを思えば……ですよね。でも、前述の通り、既卒生コースでは、科目が細かく分かれています。なので、それを利用しましょう。夏期・冬期講習期間中であれば、苦手な先生が担当している授業を、普段は別の授業を担当している先生がやってくれることもあります*4。そのときに必要な知識を吸収するのもいいと思います。

 

居心地が悪くても辞めづらい

予備校は基本的に1年間通うものなので、途中で辞めづらいです。「この予備校は合わないので別の予備校に移りたい」と言われても、タイミングが悪ければできません。そうなると、代わりの選択肢は、自習や中途入会に柔軟な小さな受験塾になります。予備校に入った人の中には、「私は自習じゃなくて予備校(あるいは◯◯予備校)で勉強したいんだ」という人が多いはずですから、そういう人にとっては受け入れがたい現実だと思います。自分が予備校向きなのかは、最初のガイダンスや体験授業などで判断してください。2-3校見ていずれも合わないと思ったなら、あなたはきっと予備校が合わない人間なのでしょう。

 

(特殊な形式の受験の場合)

ICUは形式が特殊かつ、志望人数・合格人数が少ない大学ですから、大手では対策講座を設置していません。私は一般の予備校に通いながら、それとは別に夏期講習・冬期講習をICU専門の塾で受講しました。こうした塾は都内や主要な都市部などにしか設置していないので、多くの人にとって、日常的に通うことは難しいと思います。基礎的な学力は近場でつけて、ここぞというときだけ専門塾に行きましょう*5

 

まとめ

  • 予備校の既卒コースは、高校と予備校を掛け持ちしていた現役時代と違い、受験のためだけに勉強できます。授業が細分化され、解説の時間も増えるので、より合格に近づけます。予備校が一日中使えるというのも、既卒生の特権です。

 

  • 一方、予備校では、合格はできても、大学で通用する知力や知識はつきません。

 

  • 自分に合わない講師や自分に合わない予備校に当たった場合、1年間そのままで過ごさなければならないので、非常に辛い状況になります。

*1:一般的には既卒生・高卒生と呼ばれます。

*2:ただし、上位のクラスになると、現役時代の模試や予備校の入学テストの実績が必要です。

*3:文系科目のうち、語学・文学・哲学など、言葉や思想に関わる部分。

*4:夏期・冬期講習は先生が選べる場合があります。予備校によっては選べない場合もありますので、よく確認してください。どうしても受けたい先生がいるので、別の系列校に遠征するということもできると思います。

*5:ちなみにICUが求めているのは、ICUの入試問題をピンポイントで対策して解ける人ではなくて、地頭が良く、弱い者や世界のために行動できる人だと筆者は考えています。もちろん、問題への適合・適応も合格の要因であると思いますが、心から勉強(学問)が好きで、受験の問題さえも楽しめる人が一番ICUに合っているのかなと思います。

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