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人生わりかし後悔しています。

中学校のこと、高校のこと、中高一貫校のこと、大学のこと、大学受験のことなどの覚書をこのブログにまとめました。オススメの勉強法や私自身の失敗談なども掲載する予定です。

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「大学で留年してもよい」という考えについて

大学

留年の意義

京都大学学生総合支援センターのウェブサイトの記述が話題になっています。このページを見れば、大学を卒業した人は膝を打つでしょう。留年が持つマイナスイメージをここまで払拭してくれる記事はこれまでなかったからです。実際のところ、私の中では「留年は良くない」という考えはある程度払拭されていました。私は、留年が与えてくれるものは大きいと思っています。もちろん、お金が許さないという場合もありますが、だからと言って、100%留年は悪だとは言い切れません。むしろ、留年はお金さえ許せば、恩恵の方が大きいと思います。

 

留年について-カウンセリングルーム(京都大学)

 

※この記事(今読んでいるこのページ)は、あなたが留年することを強く勧める(あなたに留年を決断させる)ためのものではありません。進級・(自主的)留年・退学の判断は、家族や友人(もしいれば指導教官)などとともに慎重に行ってください。

 

 

なぜ留年がいけないのか

お金がかかるから(他にきょうだいがいる人、稼ぎ頭が定年退職になる人)

親に負担をかけたくないという人は多いと思います。あるいはきょうだいがいて、金銭面で迷惑をかけたくないという人もいるでしょう。でも、それはあなたの思い込みかもしれません。まずは、親に話しましょう。どちらにしろ留年したこと、休学したこと、あるいは退学したことはバレるので、親に秘密にしておくということはできないはずです。

 

奨学金が受けられなくなるから

留年すると奨学金が受けられなくなる場合があります。奨学金の種類にもよるので、その都度確認してください。

 

(この発想に至ることが残念ですが)女性だから

これに限っては、あなたの親や環境が悪いと思います。女性だから留年してはいけないというのは差別にあたります。もし親がそういった考えを持っているのであれば、あなた自身か、あなたが最も信頼できる人にお願いして説得しましょう。

 

みんなと卒業できないから

サークルやゼミのみんなと一緒に卒業したいという気持ちが強い人はいると思います。下級生と一緒に卒業するのは恥ずかしいですし*1。でも、大学の卒業式は、高校の卒業式より重いものではありません。気にしすぎてはいけませんよ。

 

以上の理由で申し訳ないから

申し訳なく思う気持ちは大切ですが、自分を束縛するのはよくありません。恥よりもあなたの命や将来の方が明らかに大事です。恥を恐れて自分の本心を抑え込む方がむしろ、自分が社会の一員であるという帰属意識に欠けているように思います。なんらかの自己啓発が必要かもしれません。あなたは大切な社会の一員、そして、命なのですから、「留年した愚か者」として蔑む方が間違っています。

 

なぜ留年をしたのか

私の周りの人が留年した理由、あるいは、こうすれば留年してしまうだろうと考えついた内容をまとめました。

病気や家庭の事情で、試験や課題の点がもらえなかったから

病気や家庭の事情で留年せざるを得ないのは仕方ないことだと思います。一定程度であれば融通がきく大学もあるので、「私は体が弱いから大学に行けないんだ」とは思わないでください。高校までとは違い、一定時間であれば遅刻を認めるという授業もあるので、電車が遅れたなどの理由で進級を諦めてはいけません。

 

学費や生活費を稼ぐ必要があったから

お金が足りなくなってしまったというのも仕方のないことだと思います。京大の記事にも擁護の意見が書いてありましたが、退学するか留年(休学)するか奨学金を借りるかは自分次第です*2

 

留学の単位互換に失敗したから

留学を希望している人は要注意です。ご存知の通り、留学は、自分が在籍する大学の代わりに海外の大学で勉強することです。しかし、留学は単位を100%互換しません。元の大学における単位として認めてもらえなければ、留学先で受けた一部の授業の単位は0になります。留学前には授業をたくさんとりなさいということはよく聞きます。もちろん、海外の大学で学べることは多いと思いますが、よく考えて授業を取らないと、後で困るというわけです。

 

留学の影響で就職活動・院試ができなかったから

留学の影響で就職活動ができないというケースはまだなくなってはいません。経団連も減らす努力をしていますが、ゼロにはなっていないようです。ただし、企業はキャリアフォーラムと呼ばれる枠組みによって海外でも(または日本に帰国した留学生向けにも)採用活動をしています。留学をすれば就職ができないというのは、100%正しいとは言い切れません。

 

就職・進学に失敗したから

就活で留年する人はいます。現在は残念ながら、卒業した人よりも、留年して大学に在籍した人の方が就職において有利です。就職して留年した分の学費を取り返すと誓ったらかえってプレッシャーになると思うので、まずは就職のことだけ考えてください。

 

旅行や趣味などで大学を休学したから

旅行や趣味で休学をする人もいます。この場合、他の人と同じ学年には進めません*3。サボって留年するよりはよいことだと思います。

 

旅行や趣味などで登録した授業をサボタージュしたから

登録したのに学期中の授業をサボって単位を落とした場合は、規定の単位数に達しないため、留年になる場合があります。こうなれば自業自得と言えるかもしれません。もちろん、夢を追う姿勢自体は大事だと思います。でも、出席点やテストの点も大事ですから、夢を追うのはほどほどにしましょう。(留年がデフォルトというような部活があるかもしれませんが、最大限努力してください。)

 

なぜ留年をするのか

旅行などの目的が果たせる

留年をすることで、大きな目的を果たすことができます。例えば、長期の海外旅行などは、休暇中の学生にとって難しい面もあります。休み中に別の予定があって行けなかったり、値段がネックになったりします。学期中を利用すれば静かに一人旅をすることができますし、アルバイトをたくさん入れて稼ぐこともできます。

 

留学できる

前述の通り、留学をすると全ての授業を「受けました」と認められるわけではなくて、「この授業はうちの大学の◯◯の授業にあたります」という照合をしてもらわなければなりません。それから、留学を決意した時期・渡航時期によっては、就職活動が遅れるどころか、帰国が本来の卒業時期より後になることもあるようです。

 

趣味に没頭できる

学生生活中は、趣味に没頭できないこともあります。忙しい時は週末も図書館に篭りきりですし、サークルや部活があれば、自分の時間も作りにくいです。なので、サークルや授業を一切休んで、趣味の時間を作る人がいます。それは後述のダブルスクールとも関係してきます。ただし、並大抵の趣味であれば、休学・留年する必要はないので、しっかり単位をとってください。

 

ダブルスクールができる

あえて授業の比重を下げて、別の専門学校等に通う人もいます。2つの学校に同時に通うことをダブルスクールと言います。ダブルスクールをすれば、大学で手に入らない技能を身につけることができますが、さすがに大学の授業を全て受けつつ別の学校に通うというのは難しいものです。技能や夢のためには、ときに留年をしなければなりません。ちなみに、技能を前提としない業界もあるので、ダブルスクールをしなければ、技能職に就けないというわけではありません。


ここまで、留年の良いところ・悪いところを書いてきました。もう一度言いますが、親との相談・お金との相談をしっかりして、ネットの情報ではなく自分で決断してください。

*1:留学生の誘致のために9月入学6月卒業を行っている大学もあるので、必ずしも1年間卒業を伸ばさなければならないとは限りません。

*2:厳密に言えば、休学と原級留置とは少し違いますが、ここでは同等のものとして扱います。

*3:留年制度がなくても、登録学期数が足りなくなるので、同期と一緒に卒業することはできません。

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