人生わりかし後悔しています。

中学校のこと、高校のこと、中高一貫校のこと、大学のこと、大学受験のことなどの覚書をこのブログにまとめました。オススメの勉強法や私自身の失敗談なども掲載する予定です。

スポンサーリンク



自転車操業ー真夏の成功体験の恐怖ー

アニメ業界の問題は夏休みの宿題と似ている

現在、テレビアニメが次々と放送延期になっており、日本のアニメ業界が今後続けていけるのかという懸念が広がっています。スタッフの人数よりも速く増えていくアニメ、薄給でより一層働かされるアニメーター……ギリギリの自転車操業が行われているのです。


これを勉強の場に持ち込むと、どういうことだかわかりやすくなります。8月31日、あなたは40日分の宿題を抱えています。しかし、去年はやりきったから大丈夫だと思っていると、実は去年より量が増えていることがわかります。去年はうまくいったのに今年はうまくいかない。そういう状況です。アニメ業界では、これが毎週、毎日のように行われているのですね。

 

 


でも、このブログのテーマとして扱いたいのは、勉強の話です。キャパシティ(許容量)を超えてしまうことの恐怖について考えたいのです。今回は、これを2つの事柄に分けましょう。ひとつは、許容量ギリギリなのに「できる」と思ってしまうこと。もうひとつは、時間ギリギリなのに「できる」と思ってしまうことです。この2つの事柄は、よく似ています。人はどんなにギリギリの状況に置かれても、前回の成功体験によって、今回もできると思い込んでしまうのです。

 

許容量を超えてもやろうとする

まず、人は許容量を超えても、なぜかやろうとしてしまいます。例えば、筆者の場合は、大学の先輩のアドバイスを無視して、食べ合わせの悪い授業を同時にとってしまいました*1。コマ数が多く、課題(ほぼ毎週提出)も多かったので大変でした。この経験は私にとって悪夢だったはずです。ところが、成績開示日に筆者が見たのは、Aのついた成績表でした。私はあろうことか、次の学期にも自分の許容量を超える授業をとり、再び悪夢を見ました。人は、一旦いい夢を見せられると、その夢をまた見られることを期待して、平気で悪夢に突っ込んでいくのです。

 

時間制限を見くびる

次に、人は時間ギリギリになっても、できると思い込んでしまいます。課題の提出日前日、血眼になって課題とにらめっこした経験は、中高生でもあると思います。しかし、それが良い成績に終わると、人はその辛く厳しい経験を成功体験として記憶します。そうしたら、次はどうでしょう?課題の提出日前日の深夜に、課題を必死になってやっています。おそらく課題を提出できても、授業に耐えられず、眠ってしまうはずです。


挙げ句の果てには、授業直前まで課題をやって、結局間に合わず、提出できないという失敗体験に到達するでしょう。このように人は、一度間に合ったという安心感を覚えてしまうと、もう少し遅くてもその安心感を得られると思ってしまうのです。

 

ギリギリの成功体験を次に繋げないために

このように、人はギリギリの状態で成功すると、もっと深刻な状況でも成功できると錯覚します。こうならないために必要なのは、早め早めに、課題をやらざるを得ない状況を作り出すことです。前も同じことを書きましたが、締め切り前にすることは、見直しです。自分で書いたレポートを読み直すことをプルーフリーディング(試し読み)と言います。もちろん、自分で採点までする課題(計算など)にはプルーフリーディングは必要ありません。ですが、誤字・脱字による減点や、よく読むと別の意味に読めるという失敗を防ぐことが可能です。

 

早めに取り組む

さて、早めに課題をやらざるを得ない状況を作るというのは、難しいことに思えるかもしれません。でも、やるべきことはいたってシンプルです。課題の材料だけを持って図書館やマックに篭るのです。マックの場合は、コーヒーやジュースを買った100円を無駄にしたくないので、確実に課題をやるはずです。図書館の場合は、スマホが使えないので雑念がほぼシャットアウトできますね。他にも課題に集中する環境を作れる場所はあると思います。課題が出たその日、あるいは、週末でもいいです。「3週間後の提出だから」というのは関係ありません。早めにやったほうが、精神的に楽になります。

 

遅れるなら事前に謝る

万が一遅れる場合は、ギリギリまでやって遅れましたというよりも、事前に遅れますと言ったほうが印象がいいです。これは以前の記事で、触れているので、そちらを参照してください。アニメも同じですが、期限前に根を詰めすぎてグダグダの低クオリティになるよりも、間に合わなかったけれど高いクオリティになっていたほうが断然いいです。


それから、時間以前に許容量を超えている場合も、他の科目の課題が多いので遅れるということを伝えましょう。場合によっては、それを考慮してその課題の提出期限自体を遅らせてくれることもあります。先生がやりたいことは、生徒を社畜のように酷使することではなく、生徒に学力をつけさせ、自分がそれを採点できる状態にするということです。キャパオーバーは精神にも肉体にも悪影響ですから、量を減らしたり、取り組む時期をずらしたりするよう心がけてください(早めに取り組みはじめることで、取り組む時期を分散できます!)。

 

 

noregretschool7974.hatenablog.com

 

 

まとめ

  • ギリギリの状況で課題に取り組んで成功すると、量が増えているにもかかわらず、次も同じことができると思い込んでしまいます。

 

  • 人は許容量を超えても、高い評価を受けることで、次も同じことができると思い込んでしまいます。

 

  • 人は一旦時間ギリギリで間に合うと、少しぐらい遅くなっても間に合うと思い込んでしまいます。そして、最終的に間に合わなくなります。

 

  • 締め切り前にすることは完成した課題の見直しです。見直すことで、細かい部分での減点を防げます。

 

  • ギリギリを防ぐには、早めに課題をやらざるを得ない状況を作ることが必要です。その課題に必要なものだけを持ってどこかに篭もりましょう。

 

  • 遅れる場合は事前に謝りましょう。クオリティの低い未完成品を提出するよりも、遅れて完成品を提出したほうがマシです。

 

*1:ICUの方は、RWと世界の言語といえばわかるでしょう。それに加えて、Easy Eの科目を知らずにとっていました。外部の方にわかりやすくいえば、論文作成講座(英語)と第二外国語と落単必至の難しい科目を一緒にとってしまったというわけです。

スポンサーリンク