人生わりかし後悔しています。

中学校のこと、高校のこと、中高一貫校のこと、大学のこと、大学受験のことなどの覚書をこのブログにまとめました。オススメの勉強法や私自身の失敗談なども掲載する予定です。(2017年5月下旬ごろからブログのレイアウトが崩れていました。大変失礼しました。2017/5/25に修正済みです。)

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調べ学習・レポートなどで出典や主張が的外れになってしまうことを避けるには

その文献、引用していい?

夜遅くの更新になります。皆さんは調べ学習などで自分が参照している本が信用できるのか、引用していいのか、心配になることはありませんか? どこの馬の骨かもわからない学者の本や論文を引用したいけれど、引用していいのかわからない……議論が的外れになるかもしれない……どんなにいいことを言っていても、自分の言いたいことに近くても、レポートや発表のソースとしてふさわしくなければ意味がありません。今回は、どうすればふさわしい出典が選べるかという話です。

 

どこから調査を始めればよいのか

まず、何かについて調査をしたいときには、その何かの大まかな知識が必要です。そこで役立つのが、入門書です。よくわからない人の本から始めてしまうのは、2階の窓から侵入しているようなものですから、玄関から入り直しましょう。入門から始めると、その分野でどういうことが問題になっているのか、どういうことが主張されているのかがよく分かります。そして、参考文献や主要な学者の名前が載っているので、どのような本が参考になるのかも分かります。たとえが極端かもしれませんが、日本料理をよく知らない人が「日本料理の代表例はコラーゲン鍋です。」と言ってしまうような事故を防ぐことができます。

 

入り口から入るメリット

入り口から入る最大のメリットは、頭の中が混乱しないことです。「日本料理の代表例はコラーゲン鍋です。」は日本料理の全体像を知らない人がもっぱらコラーゲン鍋について調べて書いた意見だと思います。基本を理解していれば、そんな的外れなことは言わないはずです。日本料理の中に鍋料理があって、色々な鍋料理が創作される過程で生まれたのがコラーゲン鍋だということを理解していれば、的外れになることはなくなるでしょう。最終的には、その分野の(研究の)歴史が軽く書けるようになることが理想です。

 

問題になっているテーマを決める

次に、色々ある問題の中で、私はこの問題を調査したい、というのを決めましょう。その分野の中で問題になっていることを選ばないと、調べ学習やレポートとしての価値は低いです。それに、問題が大きくないと調査が進みません。それこそ、どこの馬の骨かもわからない学者の本を参考にしなければなりません。そうして問題を選んだら、入門書に書いてあるその分野の権威の名前や用語を参考にしながら、本を選びましょう。最近では図書館に電子端末があったり、スマホで検索ができたりする図書館も増えてきていると思います。活用してください。

 

意見ありきで調べ始めない

問題と仮説を立てることは大事です。でも、意見ありきで調べてしまうと、的外れな出典を選んでしまう原因になります。パソコンの調査は意見ありきになりがちなので、本から始めるのが無難です。高校生以下であれば、この問題について政府などがレポートを出していないかなどを調べる際に使いましょう。


一方、大学の場合は、大学側が契約しているデータベースを使って検索をすると思います。でも、自分が否定的な意見を持っているからと言って、否定的なキーワードばかりを検索してはいけません。否定的な文献ばかりを集めてしまうと、譲歩や議論の補強ができていない脆弱なレポートになります。色々な考え方がある中で、自分はこういう考えを持っているんだということを意識しましょう。

 

意見を持たずにレポートなどを書き始めない

でも、意見を持ってはならないわけではありません。情報を提示するにしろ、議論するにしろ、自分の意見は必要です。人間が完全に中立になるのは難しいので、結局良いか悪いか、どちらかに偏ってしまいます。それに、主張のないレポートは具のないサンドイッチのようなものです。美味しいサンドイッチを作るためには、どういうサンドイッチを作るか決めてから調理を始めてください。


肯定的な内容で書きたいなら、否定的な意見は補強に使いましょう。否定的な内容で書きたいなら、肯定的な意見を補強に使ってください。調べた内容はそのまま提示するのではなく、自分の主張に絡めて利用します。「私はこう考える*1」「たしかにああいう意見もある」「◯◯はこう言っている」はレポートにとって必要な要素です。間違っても、誰かの意見を自分の意見として発表しないでください。

 

新発見は求められていない

このように、レポートにおいては、ふさわしい文献を選んで、ふさわしい使い方をすることが必須になります。たしかにレポートの題材というと奇抜なものを選びたくなりますが、新発見を求められるのは大学院生からだそうです。道無き道を進むよりも、すでにある道の中で自分らしい意見を見つけ出すことが大切です。

*1:レポートに主語「私」を使うことは奨励されません。「私は◯◯と考える」ではなく、「◯◯である」と言い切ってくださいね。

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