人生わりかし後悔しています。

中学校のこと、高校のこと、中高一貫校のこと、大学のこと、大学受験のことなどの覚書をこのブログにまとめました。オススメの勉強法や私自身の失敗談なども掲載する予定です。(2017年5月下旬ごろからブログのレイアウトが崩れていました。大変失礼しました。2017/5/25に修正済みです。)

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仲間を作ること、居場所を作ること

人脈は大事

KING OF PRISM PRIDE the HERO』を観てきたのですが、私の知識では考察できそうもないので、今日はその代わりに人脈に関する話をしたいです。皆さんは、ある人やグループとの関係が悪くなったときに、頼れる場所はありますか?

 


昨朝、このような記事が上がっていました。

 

www.asahi.com


「学校での友人、「相談相手」と思わず 無職若者の7割超」という見出しの記事です。この記事では、仕事に就いておらず、学校にも行っていない、いわゆるニートと呼ばれる人々が悩みを打ち明けられる相談相手を持っていないという内閣府の調べを引用しています。これは、『平成29年版 子供・若者白書』の「特集 若者にとっての人とのつながり」(13ページ)*1によるものです。


追い詰められると、人は他人に自分の想いを打ち明けられなくなります。例えば、何か大事なものを壊したり失くしたりしたとき、バレたらまずいと思いますよね? 自分に理不尽な制裁が降りかかるかもしれない恐怖感があるはずです。これは、「普通とは違う進路を歩みたい」「親の意向とは違う道を進みたい」と思っているときも同じです。「古い世代はわかってくれない」「相談しても逆効果だ」と思ってしまい、相談を踏みとどまってしまうこともあるでしょう。周りみんなが自分を受け入れてくれない敵に思えてきて、結局、誰かに理解されることを諦めてしまうのです。


このように、最も近しい関係にある人が理解者ではなくなることは、人生の中でも何回かあります。それを描いてきたのがプリティーリズムシリーズなのですが、今回はプリティーリズムには直接言及しません。私はこの構造だけを借りたいのです。つまり、近しい人(またはグループ)Aとの関係が悪化したときに、別の近しい人(またはグループ)Bが助けてくれる場合があります。持つべきものは多くの友とコミュニティなのです。

 

 

理解者とストッパー

そもそも、相談相手にも2種類の人がいると思います。自分を受け入れてくれる人と自分を止めてくれる人です。前者がいることで人の承認欲求は満たされ、平常心を保つことができます。後者は自分にとっては望ましくないですが、自分が道を踏み外そうとしたときに止めてくれます。ただし、前者がいなくなっても、その人は道を踏み外すことになります。人には心の支えとリミッターが両方必要です。

 

理解者

自分の言い分を理解し、ときに上司や親に自分の意向を伝えてくれる人がいます。それは例えば、最近の流行に詳しいおじさんであったり、高齢者のことを良く理解したお姉さんであったりします。前述の通り、自分の考えを認めてくれる人は自分の心の支えになります。こういう人がいないと、自分の存在価値が否定され、孤独になります。もちろん、自分の言い分だけを肯定して、上司や親の言い分を否定してくれる人も時には重要です。こういう相談相手がいれば、少なくとも命を断つようなことは避けられそうです。


しかし、相手を肯定することしかせず、相手に悪影響である物事をも貫き通させる人もいます。太鼓持ちや悪質な自称占い師などが分かりやすい例です。その物事がよくないことだとわかるのは、大きな失敗をしてからです。最近ではネット私刑も流行っていますから、私人の人間関係での失敗が大事に発展することも考えられます。友人を選べとは言いませんが、こういう人の存在には注意すべきです。

 

歯止め役

あなたが悪いことをしようとしたら、止めてくれる人がいます。例を挙げると、息子の暴走を止めるお母さん、悪法の成立を許さない国際機関の報告者などです。


私が子どもの頃はネット黎明期より少し後でしたが、ネットが今ほど発達していませんでした。そんなとき、親から口すっぱく言われたのが、個人情報や個人を特定できうる情報は書き込まないということです。今でこそ普通にネットで知り合った人と顔を合わせていますが、子どもだった私にとってはそれが正解でした。残念ながら、現在、子どもがネットで知り合った大人と関係を持ってしまい、犯罪に巻き込まれるケースが後を絶ちません。そういうことを止められる人は、周りに1人ぐらいは欲しいです。


一方で、よい行いを許さない人もいます。それは子どもに伝統的進路を希望する親、自分の意向に従わない部下を懲罰する上司などです。彼らは法や合理性よりも伝統や上下関係などの古い価値観を尊びます。あなたの精神に悪い影響を及ぼしかねない人々です。


こうした人々は、改革を許さない保守派でもあります。業務を効率化することに反対したり、肉体労働によらない貨幣の獲得を認めなかったりします。その改革が仮に全体にとってよいこと(全体主義における善事)であっても、全体が同じことを昔と同じようにするのが道理だと信じて疑いません。もちろん、彼らは悪事を止めてくれる人と紙一重なので、必要な存在ではあります。そのストッパーが悪い方向に働かないように、(全体主義的に)いい感じに付き合っていくしかないでしょう。彼らの心を変えられる人がいるとしたら、その人は神です。

 

心の拠り所がない世界

こうした相談役はいつもいてほしいところですが、いなくなる場合もあります。それについてこれから考えます。


人はあるコミュニティとの関係が悪くなったとき、普通であれば、別のコミュニティに助けを求めます。例えば、華道部と仲が悪くなったとき、兼部している剣道部に身を置くこともできるはずです。しかし、別のコミュニティに頼れない例が2つあります。

 

誰にも頼れない

ひとつは、頼るコミュニティがない場合。所属するコミュニティが1つしかないとき、その1つとの関係が悪化すると、心の拠り所はなくなってしまいます。上記に挙げたように、就学も就職もしていない人は、所属するコミュニティが少ないです。家族との関係が悪化すれば、よからぬ行為に及んでしまうのも仕方ないでしょう。


もうひとつは、自分のことをとても言えないという場合です。例えば、学校でいじめられた子どもが親にも言えず追い詰められてしまうことがあります。別のコミュニティに頼ると、自分の醜い部分が明らかになってしまうのです。同様に、情けない自分を見られたくないというとき、人は誰にも悩みを相談できなくなります。極めて内部的な理由で殻に閉じこもり、外部との接触を絶ってしまう。外部からのアプローチがなければ、その人の心は二度と開くことはないでしょう。


このように、別のコミュニティに頼ることができないと、人は孤立してしまいます。そのために場所を用意したいというのが政府の意向なのでしょうが、政治レベルでそれが可能なのかは疑問です。孤立している人に声をかけることも大切ですが、ひとりでいたい人に声をかけると相手を傷つけてしまうことにも留意したいです*2

 

居場所がたくさんあること

ここまで、居場所がなくなってしまうと孤立するという話をしてきました。ここで、居場所をたくさん作るにはどうすればよいのかという話に移ります。

 

冒頭の無職の人の例を借りると、無職の人は強制加入の家族というコミュニティにしか所属していない場合があります(NHK地上波のようなもの)。学校や仕事がある人は、それぞれ強制加入のコミュニティをもう1つ持っていると言ってよいでしょう(クラスや職場=NHK BSのようなもの)。学校や職場に行っている人は、悩みを打ち明ける先を作りやすいですから、友達や部活・サークルなどの任意の居場所もあります(民放やCS)


NHK地上波には最低限の情報しか載らないので、NHK地上波だけで情報網を広げていくことは難しいです*3。もちろん、家族が(別の居場所に関する)よい情報を持ってきてくれることもあります。しかし、民放のようなCM(友人や先生伝いの新しい情報)はないので、情報の有用性は低いです。家族があなたの行おうとしているよいことを抑圧する人々だった場合、あなたが家族と一緒にいる意味はほとんどありません。


家庭にしか、あるいは家庭にすら居場所がない人は、生き抜くために新たな居場所を作る必要があります。しかし、前述のように、彼らが自分から居場所を作ることは難しいです。それが可能な場所があるとすれば、インターネットです。インターネットをうまく使えば、居場所を作り出せるはずです。

 

人格の使い分け

ここで、一旦孤立の予防策の話に立ち寄らせてください。孤立した人が居場所を作る方法についてはあとで戻ってきますので、安心してください。


さて、孤立しないためにはどうするか? コミュニティによって人格を使い分けましょう。ネットユーザーの中には、ジャンルによってアカウントを使い分ける人がいます。人によって興味のあるコンテンツは違いますから、別のコンテンツの話をされてもうるさいだろうという考えから来る配慮です。これと同じことを現実とネットを跨いで行おうというのが私の考えです。


現実でアカウントを分けると、とても面白いことが起こります。例えば、私のいた大学では英語*4のミニクラス(20人程度)が1年次に設定されていたので、1年生のときは誰しもが少なくとも1つ以上のコミュニティに所属していました。サークル活動をする人は掛け持ちが普通だったので、多い人では5個ぐらいのコミュニティに同時に所属している場合もあります。別のコミュニティの人と接触するたびに、共通の知人について「◯◯くんと知り合いなんだ?」「××さんってこんなこともできるんだ?」という会話が発生して、割と面白いです。


これは多分ネットやオタク界隈でも同じことです。全く違うクラスタの会話で別の共通の趣味の話が盛り上がったりします。別のグループであっても、同じ話題が使えるというのは素晴らしいことではありませんか。アカウントの使い分けの意図と矛盾してはいますが、居場所をたくさん用意することで、ひとつの居場所がなくなっても生きていけるようになります。ウェイ系の方はリアルで、ネットが好きな人はネットの中で、複数のコミュニティを掛け持ちすることをお勧めします。

 

新しい人格を作る

さあ、この考え方を念頭に、居場所の作り方に関する話に戻りましょう。居場所がなくなった人は、自分を押さえつけて孤独になるよりは、新しい居場所を作った方がよいと思います。具体的には、ネットに新しいアカウントを作ることがその方法です。誰にも言えない秘密を抱えてしまったことをひとりで嘆くよりも、別の人格を作って、その秘密を誰かに言える環境を作った方が心の安全を保てると思います*5


実は、ネットの中には、自分が窮地に追い込まれていることを開き直って、ネタにして生きているアカウントも結構存在します。そこまでしろとは言いませんが、既存のコミュニティで認めてもらえないことをひとりで嘆くよりも、新しいコミュニティに助けを求めた方がよいと思います。二次元に頼ることは現実逃避ではなく、自分を守るためだと思ってください。政治家でもない限り、少しぐらい自分の生活について嘘をついても怒られませんから。大切なのは、××(何らかの状態)になった◯◯(アカウント名1)ではなく、××である△△(アカウント名2)として生きることです。

 

OFFに手を出す

ネットから現実に繰り出す方法のひとつがオフ会です。私がオフ会や外部でのオタク活動を許容できるようになったのは、学生時代にアイドルのイベントで同世代のファンと知り合った後でした。そこからオタクのイベントは卑しいことじゃないんだということに気づき、よい意味でリミッターが外れました。特に就職や就学をしていない人は、他人と絡みづらいと思うので、最初はささやかなつながりであっても構わないと思います。例えば、無銭ライブなどのリアルなイベントを観覧するだけでもよいです。そこからどんどんステップアップしていって、居場所を広げていければよいのではないでしょうか*6


今の自分を肯定してくれる理解者を作れれば、気が楽になっていくと思います。自分の希望する仕事に関する情報もどこかで手に入るかもしれませんし、ひとりで悩んでいる自分に手を差し伸べてくれるかもしれません。たしかに、知らない人に自分の顔を晒すことはリスクがありますが、顔を隠して死んでいくよりはよいことだと私は考えます。

 

仲間がいるとよいことがある

ここまでものすごく乱暴な話になってしまいましたが、『KING OF PRISM PRIDE the HERO』も持つべきものは仲間だと教えてくれます。自分が悩んでいるとき、それを誰にも相談できないとき、それに気づいてくれる人は他人だと思っていた同じコミュニティの仲間かもしれません。仲間は、ときにきっかけをくれます。仲間のくれた何気ない一言があなたを変えてくれるかもしれません。自分の殻に閉じこもらないで、外に出ていくことはとても大切です。

*1:平成29年版 子供・若者白書(全体版)(PDF版) - 内閣府

*2:孤立している人とひとりでいたい人は違います。例えば、ひとりで買い物をしている時間、ひとりでゲームをしている時間、あなたは友達がいないとか、心の拠り所がないという状態ではないのではないでしょうか? このように、ひとりでした方が気楽なこともあると思います。それと同じで、おひとり様は気楽に過ごしたいだけなのです。


一方で、孤立している人は友達と付き合うことができませんから、楽しいことも苦しいことも友達と共有することができません。ひとりでいる時間は孤独です。前述のように、親が自分の希望する進路に理解がない場合だと、本当にその進路に進めるかわからないまま、就職活動や勉強をしていくことになります。料理することを強いられている人と料理を楽しんでいる人が違うように、ひとりを楽しんでいる人とひとりを強いられている人は違います。

*3:両親は伝統的価値観でフィルターされている可能性が高いです。友人などによる多様な情報が欲しいところです。

*4:日本語未習得者は日本語。

*5:ただし、誰でも他人に口外してはいけない(するべきではない)秘密はあります。例えば、何か高額な商品を買うときや何らかの行政手続きをするとき、他人にそれをアピールしたら、私を狙ってくださいと言っているようなものです。生活保護受給者が叩かれる時代ですし、高額の札束が盗まれる事件も起きていますから、他人にバレたら自分の命が危ういことは言わないようにしましょう。

 

同じく、誰かと取引をしたときなど、秘密にしなければならないことがあります。それはあなたが身分を隠したり偽ったりして書いても、口外したことに変わりはありません。秘密の情報は、絶対に秘密にしてください。

*6:界隈に自分のハンドルネームと顔が広まってて、知らないファンに挨拶されたときは、正直驚きましたけど……

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