人生わりかし後悔しています。

中学校のこと、高校のこと、中高一貫校のこと、大学のこと、大学受験のことなどの覚書をこのブログにまとめました。オススメの勉強法や私自身の失敗談なども掲載する予定です。

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PowerPointやKeynoteのスライドを写メするのがよくない理由

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Photo via PEXELS

 

効率化の影で忘れられたセキュリティ

夏休みですが、ふと思ったことを一言。大学の授業用ノートは効率化が進んでいて、ノートパソコンやタブレット端末でノートを作成する人も多くなっています。障害を持った学生がノートをとる手段としても活躍しているようです。失敗してもやり直せるし、紙を使用しないので環境にも優しいと思います。

 

こう考えると、ノートを電子化することはとてもよいことのように思えます。しかし、ひとつだけ注意したいことが。


スライドの写メ、あれはやめたほうがいいです。一見効率がよいように思えますが、情報保全の観点からも好ましくありません。社会に出る前に、学生のうちからやめておくべきです。

 

スライドの写メのデメリット

シャッター音が集中を削ぐ

日本製のスマホはシャッター音が設定されていますから、撮影するたびに音がなります。そうした音は周りの学生の集中力を削ぎ、授業の邪魔になります。これは社会人になっても同じことです。同様に、政治家の会見などで記者がパシャパシャとシャッターを切っています。デジタルカメラスマートフォンが入り乱れているとは思いますが、視聴者が不快になることに違いはありません。

 

再利用が難しい

撮影した写真は自分の中でしか使えません。たしかに、その写真に写っている内容は事実です。しかし、何かレポート(議事録や報告書を含む)を作るとき、その写メを直接使うことはできません。図やグラフを使うにしても描き直すというワンクッションを置くので、効率化になっていないはずです。

 

情報流出の恐れがある

それどころか、スマートフォンタブレット端末に画像を保存することで、紛失や盗難時に情報が流出する恐れがあります。たとえ社内用スマホで撮ったとしても、それを電車などに置き忘れたら、大事な情報を盗まれるのです。


「何を大げさな」と思うかもしれませんが、大学の授業でも先生がご厚意で出している情報など、クラス内に留めておくべき情報があります。議論を伴う授業でも、話者への人格批判などを防ぐために、授業内の学生発表の内容を授業外で話さないというルールを定めていることがあるようです。社会に出れば、当然部外秘の情報がありますから、今のうちに情報を写メらない癖をつけておいたほうがよいと思います。

 

情報流出のリスク

物理的紛失・流出

情報流出は意外と笑い事じゃありません。前述のように、社内用スマホを電車に置き忘れたと言うケースも考えられます。写真を撮っていなければ、あるいは残していなければ*1、流出することはありませんでした。社内用カメラであれば、金庫に厳重に保管されていたかもしれません。

 

設定不備による閲覧可能状態

利用する外部サービスの設定が間違っていたために、外部から閲覧できていたというケースもありました。数年前問題になったのは、「Googleグループ」で共有していた内容が誰でも見られるようになっていたというものです*2。政府機関も利用しており、大変な騒動になりました。最近では、高等専門学校で扱われていたの「Office365」の共有ファイルが外部から閲覧できる状態にあったというのもニュースになっています*3。情報流出=ハッキングとは限りません。

 

情報はすぐ広まる

すでに別のブログで話題にしていますが、近年、とあるコンテンツの商談用の資料が海外サイトなどを通じて流出し、「ネタバレ画像」「リーク画像」としてソーシャルサイトに載ってしまうことが常態化しています。一般人は意図的なリークと本当の情報漏洩の区別がつかないため、拡散してしまうのです。当然、写メの流出によっても同様の情報拡散は起こりますから、火種となる写メを作らないことはとても重要です。

 

情報をどう記録するか

そんなこと言ったって、記録しておくべき情報は記録したいですよね? ノートテイキングにおいて重要なことは、大体の内容を写し取ることです。

 

スライドや板書の内容は、人文科学・社会科学分野においては、口頭説明の補足にすぎません。そのため、先生の話の方に耳をすませることが大切です。このように、授業や会議の本旨はスライドではないのです。

 

グラフや図は特徴を捉えて

グラフや図の趣旨は数値ではなく、それを通じて主張したい事柄にあります。したがって、グラフをきっちりコピーすることに、さほどメリットはありません。

 

そうではなくて、特徴を捉えてノートに写すこととその説明を書き取ることが重要です。もちろん数値が重要な場合もありますが、まずはグラフの大体の形を写し取って、そこに数字を書き込みましょう。

 

レジュメにあるものは記録しない

でも、レジュメに載っている場合は、わざわざ自分で描く(書く)必要はありません。それは授業後にスキャンするなり写メするなりして、授業中に書いたメモと合わせます。

 

区別の仕方としては、レジュメに載っていないという先生の言葉を聞き逃さないようにしましょう。まともなスピーカーであれば、その旨をきちんと言っているはずです。

 

一般的な内容は調べる

同様に、教科書に載っていること、本やインターネットで調べればわかることもあります。法則や定理・定義がその一例です。文章としては長ったらしいかもしれませんが、内容はいつでも共通します。そうした決まりごとの名前(法律や聖書の内容であれば章・条なども)を記録しておくと便利です。

 

授業後や質問の時間に見せてもらう

「よくわからなかったのでもう一度説明してください」「◯◯のグラフをもう一度見せてください」と言うのは、失礼なこと・恥ずかしいことでは決してありません。

 

「あなたがわからないなら、他の学生もわからない」ということは、先生がよく言っています。授業全体のテンポについていけない場合は、「テンポが速すぎる」と言うのもよいでしょう。

 

いい電子化、悪い電子化

世の中にはいい電子化と悪い電子化があります。ノートパソコンやタブレット端末を使ったノートテイキングや、ポイントカードの代わりになるスマホアプリはいい電子化だと思います。一方で、今回取り上げたスライドの写メは悪い電子化です。省いてはいけないところ、省くことによって生じる弊害について、よく考えてから電子化しましょう。

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