不在者投票の流れと思うこと
今日の午前中に不在者投票を済ませたので、当日の手順について書きます。
まずは、前回までのおさらいです。
noregretschool7974.hatenablog.com
- 不在者投票は投票券を取り寄せる必要があります。
- 不在者投票請求書は選挙権のある自治体のウェブサイトからダウンロードできます。
- 不在者投票は、多くの場合、郵送でしか請求できません。
- 不在者投票を請求すると、滞在先に投票券の入った封筒(開封厳禁)が郵送されます。
- それを、滞在先の自治体の不在者投票所に持って行きます。
- 投票用紙は選挙管理委員会が郵送で元の自治体に送ることになるので、総選挙当日ではなく期日前に行ってください。
さて、ここからが今回です。今回、不在者投票をしたので、その流れを書きます。
投票がまだの方は参考にしてくださるとうれしいです。
不在者投票の流れ
受付・投票券の配布
今回、私は金沢市の不在者投票所に行きました。投票所の前にいる職員らしき人に話すと、不在者投票の受付に案内されました。
不在者投票の受付は、期日前の投票者と別ですが、入り口付近にあると思います。
受付に、投票券の入った封筒を渡します。(この封筒はマトリョーシカになっていて、投票券が何重にも包まれています。その中には、不在者投票請求書も入っています。)
係員が封を開け、不在者投票請求書を確認します。本人確認のため、係員から名前と生年月日を聞かれますので、年号で答えてください。
係員から3種類の封筒を渡されます。小選挙区、比例区、最高裁判所裁判官国民審査の3種類です。
封筒の中にはもう1枚封筒が入っていて、その封筒の中に投票用紙が入っていました。これを持って、台に向かいます。
投票券への記入と密封
投票用紙への記入ですが、選挙権のある自治体の候補者名・政党名を書く必要があります。
私の場合は、封筒の中に候補者と政党の一覧が入っていました。ない人は事前に調べておいてください。
注意点として、封筒と投票用紙には何の投票用紙かが書かれています。小選挙区のものと比例区のものは違うので、間違えないようにしてください。
(普通の人より間違えやすいですし、一度密封したら開封できないので、十二分に気をつけてください。)
書き込んだ・バツをつけた投票用紙は中封筒に入れます。中封筒に封(両面テープ)をし、外封筒に入れ、さらに外封筒に封をします。これを3回繰り返します。
各外封筒のオモテには選挙人・審査人の名前を書く欄があるので、自分の名前を書きます。それ以外の欄はスタッフ用なので記入しないでください。投票が無効になる可能性があります。
全て終わったら、受付の係員に渡して終了となります。お疲れ様でした。係員の誘導する出口からご退出ください。
不在者投票について思うこと
不在者投票を実際にやってからも、考えは変わりません。複雑な手順が投票したい気持ちを阻害していると思います。
もっと多くの人に投票してもらうには、手順を簡略化する必要がありそうです。
不在者投票の利点:密閉
- 両面テープで二重に密閉する上、請求先の自治体用の封筒が1セットしかないので、改ざんしづらいです。
- 投票内容を透視するのも難しく、選挙人の秘密は守られます。
不在者投票の難点:面倒
- セキュリティの都合とはいえ、手順が多いです。発券して、書いて、箱に入れるだけの通常の選挙より面倒です。
- 役所が郊外にある自治体は、仕事帰りなどに気軽に寄れず、投票に行くのが面倒です。
結論:早めに投票に行こう
不在者投票の用紙を受け取った人は、面倒くさくなる前に、早めに行ってください。
普通の人よりは時間がかかりますが、一連の作業は15分もかからないと思います。地元に帰るのに比べたら、そこまで面倒ではないはずです。
また、投票所が遠い人は、それこそ早めに行ってください。
前述の通り、郵送には時間がかかりますから、最悪の場合、締め切りに間に合わず、あなたの票は換算されません。それが嫌ならば、早めに投票に行きましょう。