人生わりかし後悔しています。

中高生、中高一貫校の生徒、浪人生、大学生、その親などに向けたブログです。学習や受験に関すること、塾や予備校のこと、引越しや一人暮らしのことなどについて書きます。

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子どもたちが黒板の内容を共有するスマホアプリ「Clear」

タブレットを使いながら勉強する人

Photo by Alejandro Escamilla on Unsplash



ノート共有アプリで勉強が変わる

ノートの共有ができるアプリ「Clear」が話題になっています。

小学生から大学生まで各学年のさまざまな授業のノートを共有し、読むことができるほか、質問をすることもできる学生向けのアプリです。

 

www.clearnotebooks.com


好きなノートの著者をフォローする機能などもあり、アクティブラーニング(学生自らが積極的に学ぶこと)の助けになることが期待されます。

 

 

 

Clearの魅力

ノートを見せてといえない人も使える

普段、物静かな子は友達にノートを見せてと言えません。

あるいは、休んでもいないのにノートを見せてといったら、「真面目かよ」と言われるでしょう。

でも、このアプリがあれば、学校の違う人のノートまで見ることができ、わからない部分の質問もし放題です。

 

自分のノートを俯瞰できる

このアプリのすごいところは、日本全国からあらゆるノートが集まる点です。

 

例えば、大きい学校の場合、隣のクラスと授業の担任が違う場合もあると思います。

その場合、これまでは、ノートを見せてもらっても意味がありませんでした。

ノートは、先生が板書のコピーをしっかりしているか評価するものだったからです。

 

しかし、Clearを使えば、他人のノートを見ることができるので、よい書き方を自分のノートに取り入れることもできます。


Clearを通じて、自分がとっているのがよいノートなのか、悪いノートなのか、俯瞰(ふかん)して評価しましょう。

 

それは本当に便利なノート?

このように、さまざまな人が書いたいろいろなノートを見ることができるのがClearの魅力です。


でも、ノートの取り方は本当に「十人十色」といえるでしょうか?

 

先生の強い影響

現実には、前述の通り、授業を受けた先生に指示されるままに書いたり、あるいは前任の先生に強く影響を受けたりしていると思います。


結果として、自分が復習するためというよりも、先生が読んで評価するためのものになっている可能性が高いです。

 

自分がよいと思えるノートを

そのようなノートの取り方はやめて、自分が「便利だな」「見やすいな」と思えるノートを目指すべきです。

そうしなければ、授業を受ける50分間が黒板を写すだけの無駄な時間になりますし、大学に入ってから板書のない授業が増えると困ります。

 

せっかく全国からお手本が集まっているのですから、ほかの人(が先生からコピーした)のノートを参考にしましょう。

普段の授業でそれを真似しながら、自分だけのスタイルを確立させてください。


その上で、その授業を聞いたことのない人が、授業の情報が読み取れるのがベストなノートだと思います。

 

ひとつの形式を作ろう

「古文はこの人のやつがいいや」

 

「現代文はこの人が見やすいな」

 


これでよいでしょうか?

 

バラバラな書き方は混乱を招く

科目ごとにノートの作り方が違うのは、効率的ではありません。

例えば、英文読解の先生は形容詞を()で囲んで、副詞を〈〉で囲むけれど、英文法の先生は逆とかだったら混乱しますよね?


だから、せめて教科ごとに統一した形式を作って、その形式に沿ってノートを取ることをお勧めします。

 

同系統の教科なら書き方を統一する

ちなみに、私の場合、英語のカッコは国語でも使っていました。

長文のときの線の引き方・メモの取り方も同じです。


さすがに理系科目に応用するのは難しいですが、そのような感じで、教科の系統ごとにそろえるのがよいと思います。

 

ITの力も大事だけれど

Photomathや今回紹介したClearなど、IT(情報技術)の力を駆使した便利なアプリが増えています。

しかし、これから先の勉強で大事なのは主体的に学ぶことです。


オンラインでつながった相手に全て任せるのではなく、まずは自分で問題を解いてみたり、自分はどうしたいか考えてみましょう。

 

スマホの学習アプリは丸投げのためではなく、あなたをサポートするために存在しています。

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