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Uターンを検討している人に注意
経団連の指針上で面接が解禁になって、1週間が経とうとしています。
中には、都市圏から地元にUターンすることを検討している人もいるのではないでしょうか?
そんな人に気をつけてもらいたいのが、実家への引越しの流れです。
普通の引越しとの違い
読者の皆さんは、学部(またはMA/Dr.)在学中に1回ぐらいは引越しを経験しているかもしれません。
しかし、Uターンはただ単に荷物を詰めて運ぶ普通の引越しとは違うのだ、ということを覚えておいてください。
なぜなら、「新居」は空ではありません。
そこにはすでに人がおり、生活があります。
ということは、スムーズに引越しをするためには、2つの空間の間の調整が不可欠になります。
「新居」に何を置くか、よく考えましょう。
旧居からものを持ち出す
まず、旧居から持ち出すものについて検討する必要があります。
前述の通り、新居ではすでに生活が営まれているので、必要のないものが沢山あります。
例えば、キッチンには食器があり、リビングにはテレビがあります。
生活用具一式はあなたの持っているものより、大容量・高性能のはずです。
そのため、基本的に生活必需品を持って行く必要はありません。
旧居のものは捨てるか譲るか売るか、よく考えましょう。
実家を出て行く可能性を視野に
最初はUターンをしても、後で出て行くということも考えられます。
したがって、家を出る明確なビジョンがあるなら、「新居」に何を持っていけるかよく考えてください。
炊飯器やオーブントースターなどの補助的な家電は、実家に置いても特段邪魔ではないはずです。
自分の部屋でも使える棚などは、持って行っても平気だと思います。
「新居」を空にする
旧居を空にする前に、「新居」を空にすることを考えましょう。
大学在学中にあなたが実家から持ち出した荷物は何倍にも膨らみました。
しかし、あなたの「新居」にもあなたが置いてきた荷物があるはずです。
それを片付けない限り、旧居の荷物を運び出すことはできません。
基本的に古いものばかりだと思うので、いらないものは新居に入る前に片付けましょう(ゴミに出すなり、廃品回収に出すなり、フリマアプリに出すなり)。
「新居」が物置に
子どもが出て行った後の部屋は物置にされている可能性が高いです。
ホコリもひどいと思うので、掃除と整理整頓が不可欠です。
一方で、アルバムや大事な書類など、捨てられないものや捨てるのが難しいものもあると思います。
そうしたものを事前に移動させて整理しておかないと、万が一実家を引き払うときなどに苦労します。
古くてホコリをかぶったもので溢れた中で生活したくありませんしね。
所有権の確認
きょうだいがいる場合は、きょうだいの荷物が同居している可能性があり、所有権の確認が必要になります*1。
実家に置いたままとはいえ、捨ててはいけないものもありますから。
このとき、捨ててもよいと口約束したり、親伝いで確認したりすることは推奨しません。
なぜなら、約束が明確ではないからです。
LINEなどで直接連絡を取り、何を捨ててよいか、何を捨ててはならないかを確認してください。
明らかに思い出が詰まっていそうなもの、思い入れがありそうなものは、約束に関わらず確認するようにしましょう。
Uターン引越しは旧居と「新居」の間の荷物の調整が必要。
旧居にも「新居」にもあるものは旧居で捨てる。
新居は荷物が運べるように、事前に整理しておく。
捨てるのにはお金がかかる
ここまで色々なものを捨てようと提案してきましたが、無理に捨てるのも考えものです。
なぜなら、物品の廃棄は、許容範囲を超えると有料になるからです。
炊飯器やオーブントースターは金属ゴミとして回収してくれる場合があります。
でも、一度に10個も20個も捨てられるとゴミ捨て場の管理者が困るはずです。
だから、この時期から記事を書いています。
今は譲る・売るなどの選択肢もありますから、それを積極的に活用してください。
ちなみに大型家電の廃棄を業者にお願いすると、諭吉が飛びます。
捨てるのが必ずしも楽ではないことを覚えておいてください。
*1:逆にあなたのものが別の部屋に置かれている可能性もあります。捨てられたくなければ、一人暮らしに持って行くべきでした。