人生わりかし後悔しています。

中高生、中高一貫校の生徒、浪人生、大学生、その親などに向けたブログです。学習や受験に関すること、塾や予備校のこと、引越しや一人暮らしのことなどについて書きます。

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無理なく履修することは大切 自分のことを省みよう

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Photo via pixabay



履修のバランス、考えて

学期初めには楽勝だと思った履修内容が、学期終わりには苦痛になっているというのは、学生に共通する悩みだと思います。


特に、私の在籍していたICUは、学生が希望する専攻と卒業要件に合わせて、自分で履修内容を決めるリベラルアーツ大学です。

決まったモデルというものがないため、履修計画で失敗して、一部の授業を学期途中で諦めている人もいます。


勉強が好きで好きでたまらない一部の超優秀者(ICUでいうディーンズリスト登録者)を手本にするのではなく、自分にあった履修計画を作ることが大切です。

ここでは、私なりの履修の考え方を書いていこうと思います。

 

 

 

さまざまな評価の方法

大学の授業における評価の対象は、大きく分けて次の4つだと思います。実際の多くの授業では、これらが組み合わさっています。

  1. テスト
  2. レポート
  3. プレゼンテーション
  4. グループ課題


基本的には、自分のラーニングスタイル*1に合わせて履修するのがセオリーです。でも、バランスを考えて履修しないと、泥沼にはまります。

評価方法のそれぞれに利点と欠点があるので、よく考えましょう。

 

テスト

テストはバクチですし、特に遅筆の人には向きません。大学のテストの多くは論文形式であり、勉強が足りない分野に関する問題が出てきたら、詰みです。

ですが、勉強熱心な人、授業をよく聞いて核心を理解している人であれば、苦痛ではないでしょう。


人文・社会科学系であれば、たまに用語クイズを出してくる先生もおり、注意が必要です。

自然科学系であれば、練習と質問の時間を作ることが求められます。

 

レポート

レポートはたっぷり時間があるので、テストが苦手な人でも大丈夫だと思います。

しかし、どんなにレポートが得意な人でも、レポート形式の授業を取りすぎると死にます。

提出時期も他の授業と被ると思いますので、レポートなら楽勝と思わないことです。


ちなみに、Take-home(持ち帰り)と呼ばれるテストは、レポートとほぼ同じですが、手書きだったり、資料を使えない場合もあります。期限も短いので、早めに取りかかりましょう。


それから、自然科学系の計算課題は毎週課されることも多いので、1枚ぐらいなら大丈夫と思ってはいけません。

 

プレゼンテーション

プレゼンテーションのある授業は、先生の話す時間が短くなりますが、しゃべるのが苦手な人には苦痛です。聞く方もまた苦痛だと思います。

話すのが苦手だと、議論も深まりづらいので、楽しくないでしょう。一方で、話すのが得意な人であれば、楽しい授業になるはずです。


スライドに関しては、意識の高い人がPreziやKeyNoteを使ったりしますが、基本はPowerPointで大丈夫です。

Googleスライドは、教卓のパソコンが対応しているかわからないので、PowerPoint用に変換することをオススメします。

あと、これは重要です。レジュメとスライドファイルの提出期限は守りましょう。

 

グループ課題

グループ課題はいい人と当たると、とても楽に好成績を収めることができます。しかし、ダメな人と当たると地獄です。


私がこれまでに見た最悪なパターンは、授業に出席してこなかった学生が、授業の趣旨にそぐわない頓珍漢なプレゼンをしたというものです。

おそらくこれは、個人個人に任せたために起こった結果だと思います。


そのようにして失敗すると、連帯責任で他のメンバーの成績も下がります*2

そうならないためにも、LINEやGoogle Driveを使って、頻繁にコミュニケーションをとることが大切です*3


したがって、たとえネット上であっても、時間が必要なのは変わりません。忙しくなります。

 

(ICU)秋学期にとるべきではない授業

ICUの秋学期(9月から11月)はICU祭に重なる期間でもあり、履修には気をつけなければなりません。

 

  • 時間割の外で演習があるもの
  • グループ課題があるもの
  • ブラックメジャー*4の200-300番台
  • 世界の言語(6コマ4単位)
  • (Sophomore) Research Writing


これらの授業はハイカロリーなので、気をつけて履修するべきです。

 

たくさんとりたくても自重して

特に、2年生のこの時期はELAのない履修に慣れてきた頃なので、たくさん授業をとりがちだと思います。

サークル活動に打ち込みたい場合は、なるべく履修する数を少なくして、次学期以降に回しましょう。

Research Writingがある場合は、十分に気をつけてください。

 

出られないことを念頭に

上記とは少し異なりますが、オンラインで資料やスライドをDLできない授業も、いつ授業を休むかわからないこの時期には不適です。

できれば、出席点がない科目も、セクメや友達と一緒にとっておきましょう。

 

最後に、ミッドをわざとICU祭の前後に持ってくる授業はとるべきではありません。

 

苦痛にならないように

たしかに学生の本分は勉強ですが、自分のキャパシティを超える量の授業をとると、身体を壊します。

簡単な授業をとることは悪ではありませんから、そのような授業の受講も検討すべきです。学問で苦しむのではなく、学問を楽しんでください。

*1:どの媒体を用いて勉強するのに長けているか。Learning Styleで検索すれば、5分程度の簡単な質問に答えるだけでそれがわかるサイトがでてきます。

*2:非協力的なメンバーがいる際に、成績を下げない裏技があります。それは、先生にチクることです。そうすれば、失敗しても他のメンバーの成績に影響しない可能性があります。先生にもよりますが。

*3:恥ずかしいから原稿を共有したくないという気持ちもわかります。ですが、失敗したらもっと恥ずかしいですし、他のメンバーも恥をかかされます。

*4:どことは言いませんが、数を扱ったり、人の心の動きを調べたりするやつですね。お金の動きにも注意です。

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