人生わりかし後悔しています。

中高生、中高一貫校の生徒、浪人生、大学生、その親などに向けたブログです。学習や受験に関すること、塾や予備校のこと、引越しや一人暮らしのことなどについて書きます。

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入試で気をつけたいこと まとめました

試験会場の注意事項

もうすぐ一般入試が始まるということで、受験生にとっては色々と心配なことがあるかもしれません。そこで、ささやかではありますが、先輩としてのアドバイスを載せておきます。

教室の不確実性

規模がわからない

第一に、試験会場は本当に学校によって様々です。大手でもキャンパスによって全体的な規模が違いますし、教室の大きさ・容量も異なります。英検や模試を近所の大学で受けたという方もいるかもしれません。でも、その大学の教室はあくまで一例であって、全体ではありません。例えば、筆者の母校・国際基督教大学(ICU)では、大きな講堂は1つしかなく、その他の大教室は100-200名程度(つまり、試験時は3分の2-2分の1程度)しか収容できません。もちろん、小規模なキャンパスでも講堂に割り当てられる場合もありますし、大きなキャンパスでも小教室に案内される場合があります。基本的には運次第です。最初に受けた大学を基準にして、慣れた気にならないでくださいね。

 

机がわからない

第二に、教室によって机や椅子の種類が変わります。例えば、大きな大学の講堂では、椅子と後ろの机が一体化している場合があります。前の人の貧乏ゆすりなどが伝わってくるかもしれません。また、机が5人がけ以上の場合、真ん中にも受験生が入りますから、真ん中の人も端の人も配慮する必要があります。こればかりはどうしようもありませんね。


机で有名なのは、やはり、ICUタブレット椅子です。あれはすべての教室に設置されているわけではなくて、長机の教室もあります。それから、階段教室(大教室)の上の方は備え付けの長机です。その場合の椅子はバネで戻るタイプの奴だったと思うので、無駄に体力と神経を使わないようにしてください。タブレット椅子自体も、机が大きいものと小さいものがあります。卒業後のことはわかりませんが、小さいものはA4サイズのノートパソコンがギリギリ置ける程度だったので、場所の使い方に気をつけてください。

 

暑いか寒いかわからない

第三に、気温もわかりません。もちろん、大きな講堂は小さな教室に比べて温度の調節がしづらいので、暑いところと寒いところが出てきます*1。脱ぎ着しやすい服装が好ましいというのが一般論です。しかし、実際は気楽に脱げません(特に、講堂!)。脱げずに苦労する・嫌な汗をかくぐらいであれば、寒い方がまだマシかもしれません。着るか脱ぐかは休み時間に決めてください。


足元はできるだけ暖かい服装にしてください。学校で規定されている場合を除いて、制服は避けましょう。制服だと足元が寒いのは必至です。特に、男子は膝掛けの持ち込みを禁止されていると思います。タイツなどを持っている人も少ないと思うので、寒い思いをしないようにしてください。私服でも足元が寒い場合は、コートを膝掛け代わりに使うのがよいでしょう。

 

失敗編

試験でよくある失敗をまとめました。

 

消しゴムが足りない

消しゴムは多めに持っておいてください。落としたことに気づかない文房具第1位です。鉛筆削りも同様です。周りから借りることもできなくはないですが、借りたという事実があなたを緊張させます。それから、貸した側も借りパクされるかもしれません。多めに持っておくことはとても重要です。

 

受験票が見当たらない

入れたはずの受験票が見当たらないというパターンは何回かありました。色のついたファイルなど、わかりやすい場所に入れてください。再発行ができる場合がほとんどですが、やはり、精神的なダメージは避けられません。写真も予備を持っていきましょう。

 

昼食を忘れた

試験のことで頭がいっぱいになると、昼食を忘れることもあるかもしれません。でも、学内のコンビニや学食が開いているかもしれないので、心配しないでください。ただし、もともと昼食の購入を予定している場合は、あなたの近隣のコンビニ等で買うようにしてください。場所によっては大学の最寄り駅から誘導があり、近くのコンビニに寄れないという場合があります。早めに食料を確保することは重要です。食欲は私達の根源的な欲求ですから、食料が確保できていないと、試験どころではなくなるはずです。

 

解答を控え忘れた

解答を控え忘れるという失敗は模試でもあったと思います。今一度思い出してください。忘れやすかったのは、選択問題を消去法で解いた場合です。キズのある部分をバッテンしたはいいものの、結局どれを選んだのかを控え忘れたということはありませんか? 私はどれを選んだかを明確にするために、記号に丸をつけるだけでなく、記号を書き留めることをしていました。特にセンターはメモし忘れが致命的な問題になるので、注意してください。


それから、此の期に及んで解答用紙に解答を転記する時間を考慮していない人はいませんよね? 特に、マークが遅い人は気をつけましょう。

 

文字数が合わない

字数指定がある場合、せっかく作った答えの字数があっていないとタイムロスになります。これの対処法は2つあります。ひとつは、問題用紙にメモする際に、5文字ごとに改行する方法です。これの利点は、掛け算で文字数がわかることです。ただし、句読点を数え忘れやすいという欠点があります。もうひとつの方法は、すでに書いた文に対して、5文字ごとに区切りを入れる方法です。5文字改行に慣れていない人は、こちらの方が楽だと思います。5文字改行に比べて数えづらいですが、句読点を数え忘れるミスは減ると思います。時間は迫っていますから、練習はあまりせず、自分にあった方法を選んでください。

 

追記:試験会場への道のり(17/1/13)

試験に行くときは、普段使っていない交通手段を使う人がほとんどだと思います。移動は確実に朝の時間帯になる上、慣れない場所に行くわけですから、早めに家を出ることが重要です。その上で、交通機関の乱れの影響を避けるため、できるだけ複数の交通手段の候補を用意しておいてください。特に東京24区内であれば、近くに駅がない大学、あるいは近くに別の路線が通っていない場所はあまりありません。東京は雪の予報ではないので、最悪、電車が止まっても近くの別路線の駅まで歩いて行けばいいのです。明日・明後日のセンター試験、日本列島の多くの場所で大雪が予想されていますから、万全の準備をして試験に向かってください。

 

追記:お小遣い(17/1/13)

お小遣いは多めに用意してください。上記のような交通機関の乱れで臨時にお金が必要になる場合があります(他社の路線への乗り換えなど)。それから、昼食を忘れれば購入する必要性が出てきます。他にもカイロや筆記用具など、臨時に買い揃えなければならなくなるケースがありますから、気を付けましょう。そして、移動には当然、交通費が発生するのでお忘れなく。


それでは、ご武運を。

*1:ちなみに、ICUの教室にはオイルヒーターが入っているので、窓際は暑いはずです。

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