人生わりかし後悔しています。

中高生、中高一貫校の生徒、浪人生、大学生、その親などに向けたブログです。学習や受験に関すること、塾や予備校のこと、引越しや一人暮らしのことなどについて書きます。

スポンサーリンク



【課題】虫歯のようなレポートになる前に先生に相談を

ボロボロのレポートを書かないためにも、大人の助言が必要です。

Photo by Kat Jayne from Pexels

 

わからないなら事前にTAや教授へ質問しよう!

先日、歯が痛かったので歯医者に行ったら、虫歯がありました。

めちゃくちゃ削られました。

放置していたことを後悔しています。

 

ここで思い出されるのが、大学時代のレポートです。

締め切りの前日になって、焦って一気にやろうとする。

でも、うまくまとまらず、大量の添削と低評価がついて返ってきました。

 

レポートは放置すると大変なことになります。

題材を選定する段階から、大人の人に見てもらいましょう。

 

 

 

 

授業をサポートする人

授業をサポートする人は主に3種類います。

 

  1. 教員
  2. ティーチング・アシスタント(TA)
  3. クラスルーム・サポーター(CS)

 

このうち、CSは学部生である場合が多いです。

そのため、ハンドアウトの印刷、パソコンのセッティングなどのお手伝いをするに止まります。

専門的なことは授業を担当する教員や、大学院生であるTAに聞きましょう。

 

授業によっては、授業でTAのメールアドレスを教えてくれる場合があります。

直接聞くのが嫌であれば、教授やTAにメールを送ってみるのもよいでしょう。

 

そのほかにも学部生を助けてくれる人はいます。

大学によって大きく異なるので、ご自分の大学に該当する制度があるか調べてください。

 

教授やTAに質問しましょう。

 

学術的に議論できるテーマ

レポートのテーマは学術的に議論できて、課題の条件を満たしている必要があります。

Photo via pixabay

 

さて、大学で書くレポートは学術に関するものです。

題材が学術的に議論する価値のあるものでないと、レポートは成立しません。

 

テーマが広すぎて/狭すぎて/難しすぎて議論できないということも考えられます。

規定の枚数に収まること、資料が集まること、その資料を学部生が読めることも、題材の選定基準のうちです。

 

テーマが課題の条件を満たしていないケース

それから、人文・社会科学系のレポートでは、テーマが課題にあっていないということが起こりえます。

 

例えば、ある現象を起こしているものについて調べなさい、という課題が出されたとしましょう。

自分が選んだテーマが、実際にはその現象を起こしていない可能性があるのです。

 

その場合、せっかく書き上げても、レポートが成り立っていないということになります。

だから、題材を選定する前には、必ず大人の人に相談しましょう。

 

レポートの題材は学術的に議論できるものでなければいけません。

自分で選んだテーマが課題にあっていない可能性もあります。

 

資料の選定も大人の人に

テーマが決まりました。

じゃあ、そこからは自由かというと、そうでもありません。

 

誰の本や論文を当たればよいかわからないからです。

その分野の第一人者の名前ぐらいは聞き出しておきましょう。

 

何を参照するかは、どういう論を展開するかによって変わってきます。

資料選びは自分でもやるべきですが、先生の力も借りたほうがよいです。

(場合によっては、教科書の参照が許されるかもしれません。)

 

絶対に参照すべき資料を先生から聞き出しましょう。

 

アウトラインを作って内容を調整

事故を防ぐ上で重要なのがアウトラインの作成です。

日本語でいう目次ですが、ページ番号が決まる前でも、レポートの大枠を決めるために必要です。

 

レポートに説得力を持たせるためには、テキトーな構成ではいけません。

卒業論文などでは、アウトラインの作成だけでも相当の時間を要します。

 

書きたいことすべてがレポートに書けるわけではありません。

説得力がなかったり、論理が成立していない部分はカットすべきです。

あとで先生に見てもらったときに、せっかく書いた章を泣く泣くカットということもありえます。

 

アウトラインにも事前に目を通してもらいましょう。

 

レポート全体の構成を決めてから書きはじめましょう。

ここでレビューを受けないと、説得力に欠ける章を丸々カットということもありえます。

 

文章の構成はライティングサポートデスクへ 

文章の細かい構成や参考文献の書き方については、先生やTAではなく、専門のスタッフに聞ける場合があります。

ICUではライティングサポートデスクと言われていました。

 

せっかくよい考えを持っているのに、引用の仕方が間違っていたり、誤解を招く文章だったりしたらもったいないです。

専門のスタッフでなくても、仲のよい友達でもよいので、誰かに読んでもらいましょう。

 

英語なら情報の流れのチェックを

文章の構成や参考文献の書き方は、専門のスタッフに見てもらいましょう。

Photo via pixabay

英語はスペルだけでなく、文法や情報の流れも大事です。

ネットには自動添削ツールもありますが、私は信頼していません。

 

英語が得意な人が周りにいれば、その人に見てもらうのがよいでしょう。

複数人いるなら、複数の人に見てもらうべきです。

 

レポートの細部については、レポートを見てくれる専門のスタッフがいる場合があります。

英語のレポートなら、英語が得意な友人に見てもらうのもよいです。

 

レポート以外の課題でも大人の人が活躍

数学などの問題も

数学のような計算問題・証明問題などがわからなかった場合、TAや助手に聞いてください。

解いてみた答案を用意するのがよいと思います。

 

学生がわからなかったら、先生の責任でもあります。

先生やTAには教える責任があるのです。

0点になるよりはマシなので、やり方を教えてもらって、自力で解きましょう。

 

グループワークも大人に相談

グループワークではグループ内で物事を決めるのが基本です。

しかし、テーマの選定や調査・実験で疑問点があった場合は、先生やTAが頼りになります。

 

非協力的なメンバーがいる場合も、事前に先生に相談すれば、連帯責任になるのを防ぐことが可能です。

そのメンバーがいなかったものとして、残りのメンバーだけを評価してもらえるかもしれません。

 

合わせて、グループプレゼンでの失敗もとても恥ずかしいです。

あとで酷評を受けるよりは、事前に大人にアドバイスを求めたほうがよいと思います。

 

レポート以外に、計算課題やグループワークについても質問することをお勧めします。

 

自分でやることが大事

ここまで大人の人に相談しましょうということを述べてきました。

でも、全部大人任せというのはよくありません。

 

そのレポートはあくまであなたの作品です。

「◯◯について書きたいけれど、何を参照してよいかわからない」

「この方法で問題を解きたいけれど、どういうステップを踏めばよいかわからない」

 

そういうときに大人は助けてくれるのです。

どうぞ自分の意志をもって、課題に挑んでください。

もう大人なのですから、歯みがきをするのはあなた自身です。

スポンサーリンク